プレイヤー昇進の落とし穴を回避する方法とは?

「優秀なプレイヤーほど、管理職になるとチームが崩れる」──そんな現象に心当たりはありませんか?
一見、昇進はステップアップの象徴。しかし、実はこの“昇進”こそが、組織崩壊の引き金になるケースもあるのです。

この記事では、その理由と対策を、現場で実際に起きている事例をもとに考察し、
最終的には実践的な研修プログラム「プレイヤーから管理職へ」への導入をご提案します。

プレイヤー思考のままでは、管理職は務まらない

よくある失敗パターン

1.「自分でやったほうが早い」
プレイヤーとして成果を出していた人ほど、他人に任せられない。結果、部下が育たず、業務も属人化。

  1. 朝令暮改
    プレイヤー時代は柔軟性が武器でも、マネジメントではそれが混乱の元に。チームは迷子になります。
  2. 「感情による評価」
    好き嫌い、情実で判断、がチームの信頼を壊す。管理職に必要なのは成果と行動に基づく客観的判断。
    プレイヤー時代に評価されていたスキルは、必ずしも管理職でも通用するとは限りません。
    むしろ、個人の成果ではなく、チームの成果を最大化する視点こそが求められるのです。

中小企業こそ、リーダーの“スイッチ”が必要だ

中小企業において、管理職は単なる肩書きではありません。
「会社を動かすエンジン」であり、若手社員から見れば“会社そのもの”です。
つまり、ここが崩れると、組織そのものが機能不全に陥るのです。

・組織が20人を超えると、管理職の力量が会社の成否を左右する
・社長の意志を現場に伝える“翻訳者”としての役割
・プレイヤーからの脱却には意識改革が必要不可欠

実際、現場で起きている課題の多くは「中間管理職が機能していないこと」に起因します。
管理職が自分の役割を理解せず、プレイヤーの延長で動いてしまうと、
チームは徐々にモチベーションと成果を失っていきます。

解決策:研修「プレイヤーから管理職へ」で学ぶべきこと

本質的な解決には、自己流のマネジメントから脱却し、体系的に学ぶことが求められます。

「プレイヤーから管理職へ」研修では、以下のようなテーマを扱います

・管理職の役割とは何か?(組織、上司、部下への働きかけ)
・プレイングマネージャーの限界とフルマネージャーへの移行法
・部下の育成技術:教える・任せる・導く
・管理職に求められる思考と人格のスイッチ
・チーム全体の成果を引き上げるマネジメント技術
・社内におけるリーダー像の確立と、信頼構築の方法

この研修は、現場で実際に成果を上げている企業の管理職に対し、現実的かつ即効性のある内容として提供されています。
単なる理論ではなく、実務に即した実践型の学びが特徴です。
たとえば、「部下が辞めないチームの作り方」や、「評価・査定の透明性をどう担保するか」など、
具体的な場面に対応したノウハウも豊富に盛り込まれています。

まとめ:管理職昇進は“人格の試練”、準備がすべて

「プレイヤー時代の成功体験」は、必ずしも管理職の武器にはなりません。
むしろ、それを一度手放し、管理職としての覚悟と技術を身につけることが、
組織を守り、自己のキャリアを守る道になります。
現場の最前線で奮闘する中小企業の管理職にこそ、「学び直し」が必要です。

▼プレイングマネージャーを育てる研修はこちら

▶プレイヤーから管理職へ

詳細・お問い合わせはこちら:https://bizedit.jp/contact/

出典:ダイヤモンド・オンライン『管理職になった瞬間にチームが崩壊する人』(著:安藤広大)