放置プレイは即退職⁉ 新人が辞めないための準備とは

桜の便りも少しずつ聞こえ始め、いよいよ新入社員を迎える季節になりました。
毎年この時期になると、「どう育てればよいのか」と悩む管理職や先輩社員の方も多いのではないでしょうか。
特に新人さんは、落ち着いて見えても、心の中ではさまざまな不安を抱えています。
さて、昨年の新人さんの悩みを紐解きながら、これから新入社員を迎える準備を進めていきましょう。
Q. 放置されて不安です
昨年新卒で入社し、研修後に今の部署へ配属されました。
ですが、最近は仕事をほとんど任せてもらえず、「何かありますか」と聞いても「今はないね」と言われることが多いです。
どう動けばよいのか分からないまま時間だけが過ぎて、このままで成長できるのか少し不安です。
A. 素のままで新人の前に立ってはいけません
この悩みは、決して大げさなものではありません。
放置されるつらさは、新人に限らず、中途採用の社員や新しい環境に入った人なら誰でも感じるものです。
自分が必要とされているのか分からず、どう振る舞えばよいのか見えない状態が続けば、不安になるのは当然です。
新人教育において大前提となるのは、「安全な場」をつくることです。
ここでいう安全な場とは、部下が安心して過ごせる職場のことです。分からないことを質問できる、意見を言っても否定されない、困った時に助けを求められる。そんな空気があって初めて、人は学び、育っていけます。
ところが、教える側が何の準備もないまま、通常業務の感覚で新人の前に立ってしまうと、新人は戸惑います。
しかめっつらで面倒くさそうに見えてしまえば、先輩や上司に悪気がなくても、「忙しそうだから聞きづらい」「自分は歓迎されていないのかもしれない」と受け取ってしまうことがあるのです。
ここで気をつけたい点は三つあります。
一つ目は、自分の価値観を押し付けないことです。
二つ目は、感情のまま話さないことです。
三つ目は、あきらめないこと。嘆かない、見捨てない、無視しない。
この姿勢がとても大切です。
上司や先輩の役目は、できない部下を切り捨てることではありません。
少しずつでも底上げしていくことです。
人は、信頼も信用もしていない相手の言葉には耳を傾けません。
反対に、「この人は自分を見てくれている」と感じられれば、安心して学ぼうとします。
人材育成は、知識や技術だけを教えればよいものではありません。
まず必要なのは、安心して育つことのできる土台づくりです。
今年の新入社員を迎える前に、育てる側こそ準備を整えておきたいものです。
今回お話した内容は、以下の研修で実施します。
ご興味がありましたら、下記よりお問い合わせください。
-「人を育てる技術」

