正論部下の落とし穴。孤立する正論社員とは

ようやく暖かくなってきました。
先日、墨田区の老舗で馬刺しをいただいたのですが、横溝正史原作の映画に出てきそうな昭和の佇まいに、つい食も進んでしまいました。肥ゆるのは馬だけでいいですよね。

さて本日は、悩める上司の方からのご相談です。

Q.正論ばかりの中途社員に困っています

『30代後半の中途社員。判断力、事務処理力、計画性、専門業務の実力も高い。仕事だけ見れば、かなり優秀です。
ところが、上司である私や同僚のやり方に正論で切り込み、「助け“合う”関係が築けない人とは仕事をしたいと思わない」「ここは学校ではない」と言い放つ始末です。
結果、周囲と噛み合わず、職場で孤立しています。どうしたものでしょうか』

A.気づきを促すことが大切です

心中察しいたします。

これは“優秀だけれど扱いにくい人”の典型です。しかも年齢が30代後半となると、なかなか厄介です。
なぜなら、だいぶ幼児性をこじらせている可能性があるからです。

幼児性とは何か。
簡単に言えば、「自分は正しい。悪いのは周囲だ」という他責体質です。

「全部、誰かのせい。自分は正しい」

この考えを持っている限り、人は成長しません。
誰かのせいにしても、何も解決しない。職場の雰囲気を悪くするだけです。
他者を批判することで、実は弱い自分を守るための変なプライドになっていることも少なくありません。

このままでは組織は立ち行かなくなり、生産性も上がりません。
しかもご本人も、「どこかいい場所が見つかれば、もっと活躍できる」と勘違いしたまま、同じことを繰り返すでしょう。

しかし、そんな都合のいい場所はありません。かつての私のように、〝ジョブホッパー〟よろしく、職務経歴書が賑やかになっていくだけです。
自分の課題を直さない限り、行く先々でまた揉めてしまうでしょう。

必要なのはその人を論破することではありません。まずは全社的な学びとして、私共で提供する「28歳の壁」のような研修で、自分の幼児性や他責思考に気づかせることです。
タイトルは28歳ですが、本質は年齢の話ではありません。30代でも40代でも、刺さる人には刺さります。

「あ、俺のことだ」と気づければ、人は変わり始めます。

同時に、上司側も「人を動かす技術」を学ぶ必要があります。
正しいことを言うだけでは、人は動きません。相手の自尊心や反発をどう扱い、どう納得へ導くか。
そこに管理職の技術が出ます。

この手の問題は、放っておいても自然解決しません。
本人の幼児性と、上司の関わり方。その両方に手を打ってこそ、職場は変わります。

似たケースでお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
御社に合う形で、研修と実務支援の両面からお手伝いいたします。

今回お話した内容は、以下の研修で実施します。
ご興味がありましたら、下記よりお問い合わせください。

-「28歳の壁」

-「人を動かす技術」

お問い合わせはこちら。