正論で戦うな。上司を「動かす側」になるという選択
気付けばあっという間に今年も1/12が終了です。光陰矢の如し。時代の流れに取り残されぬよう、精一杯頑張ってまいります。さて、今回は以下のようなケースについて考えてみたいと思います。
Q.問題上司にどう対処したらいいか。
新人です。上司が間違っていて自分が正しいと思っている時は反論した方が良いでしょうか。
会社の制度や本人性格など、自分ではどうしようもないことには口出しはしないようにしています。
ですが、ミスがあったり、説明があいまいな時には、こちらが困るので細かく質問や指摘をするようにしています。
他の先輩は、「お前が正しいけど歯向かうな」と言われています。
では、問題が解決できないのですが・・・と聞いても、あとで上司を無視して自分が思うようにやればいい」と言われました。
このままでいいのでしょうか・・・。
A.「人を動かす」にはスキルが必要です
心中お察しいたします。まるで自分の20代を見るようで、胸が痛いです。
つつけば青汁が出るような若さ。勇ましくもうらやましい限りです。
ですが、いくら正論を吠えても、上司は動きませんし、会社は回りません。
なぜならば、あなたも含め、「人は皆、自分が正しいと思っているから」です。
学校では教えてくれない「人を動かす技術」
上司も含め、人を動かすには、学校では教えてくれない、社会のお作法を学ぶ必要があります。
管理職が部下を動かすように、部下も上司を動かさなければなりません。
「え!」と驚かれるかもしれません。だって、上司が部下を動かすのであって、職制上逆はありえないでしょう・・・。
なるほど、その通りです。
あなたもすでに“人を動かしている”場面がある
ですが、考えてみてください。
セミナーやキャラバン、営業先で話すのは、「商品・サービスを買ってもらう」ため、
困りごと、悩み事を聞くのは、「問題点を把握し、皆で改善する」ため、
メールを送るのも「案内や報告」を行うため、
広告、パンフレット、HPも、何かしらアクションを起こしてもらうため。
つまり、会社内で行うことは、ほぼ人を動かすためです。
人を動かす=指示をすると思い込むところで、既に入り口を間違えているわけです。
最近では、選挙の街頭演説もそうです。「投票してもらうため」ですよね。
結局、仕事とは人を動かすことにつきるのです。
そんなこと考えたこともなかった…というアナタ。今日から考えてみましょう。
「多芸性」とは何か? 上司を動かす鍵
アドバイスとしては「多芸性」を身に付けましょう、です。
多芸性とは、相手のタイプを見抜き、相手が動き言い方で伝えることです。
要は相手に合わせる、です。
それをしないで正論でガンガン攻め立てたらどうなるでしょう。
上司にもプライドがあります。若造に青臭い正論を言われて、いい気持ちがするでしょうか。
逆の立場になれば、想像がつくでしょう。
もう少し具体的に言えば、
上司と、上司の置かれた状況を理解し、上司の興味があること、嫌いな事を踏まえ、
相手に選択してもらうように持って行くわけです。
そんなこと言っても上司がどんな人かなんて…という方には、下記の「ソーシャル・スタイル」でご説明しております。四象限に分けたタイプを参考に、相手の動かし方を工夫していくわけです。

「なんで自分がそこまで…」という考えは〝コドモ〟
「何でこっちがそこまで・・・」とふくれっ面をしたアナタ。相手が悪いというのは他責思考。幼児性の表れです。
年齢を重ね、地位が変われば、ますます人を動かさなければなりません。ポストが上がっていけば、仕事のうち人を動かすことが80%以上を占めるようになります。その時に、青臭い正論を振りかざしたところで、仕事は進んでいかないでしょう。
契約でも交渉でも、将来的に必要なスキルなのです。
上司を動かせば、あなたの評価が変わる
アナタの工夫で、もし、目の前の上司がスムーズに業務に携わってくれたら?
先輩や同僚が驚愕のマナザシで、あなたを見直すことでしょう。
「お前、どうやってあの人を動かしたんだ?」
「へへー、ちょっとね」
一流のビジネスパーソンの誕生の瞬間です。
「人が意見に反対する時は、大抵その人の伝え方が気に食わないときである」
/フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
今回お話した内容は、以下の研修のエッセンスです。
ご興味がありましたら、下記よりお問い合わせください。
-人を動かす技術

