リーダーシップとマネジメントの違いを理解する
年間高齢の流行語大賞に、高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が選ばれました。「そんなに働いて大丈夫!?」という驚きの声とともに、働き方やマネジメントに対する世間の関心の高さがうかがえます。まさに管理職の役割やリーダーシップが問われる時代です。
「やらせきる」マネジメントとは何か
管理職の仕事としてまず求められるのが「マネジメント」です。計画を立て、体制を整え、部下に仕事を割り振る。必要に応じて調整し、問題があれば解決し、軌道修正する。この一連の流れは、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)としてもよく知られています。
特に安定した業務状況では、過去の経験やノウハウが有効に働きます。決められたルールの中で、確実に「やるべきことを、最後までやらせる」ことが求められます。
「未来を見通し、動かす」リーダーシップ
一方で、変化の激しい現代において求められるのが「リーダーシップ」です。リーダーとは、未来を見通し、組織や仕組みに変革を促す存在。他者を巻き込み、リスクを恐れずに行動する力です。
「自ら変革を起こし、リードする」。これは、今のような不安定な環境下において、過去の成功体験だけでは通用しない場面でこそ力を発揮します。
両者の違いを図で整理してみる
以下のように整理すると、違いが明確になります。
| 項目 | マネジメント | リーダーシップ |
| 主な役割 | 計画と実行の管理 | 変革と方向づけ |
| アプローチ | PDCAで業務を回す | ビジョンと変革を推進 |
| 適した環境 | 安定・予測可能な状況 | 変化・不確実な状況 |
| キーワード | 割り振り・調整・修正 | 巻き込み・先導・創造 |
組織を動かすには「両方」が必要
マネジメントだけでは、変化の激しい環境には対応できません。逆にリーダーシップだけでは、日々の業務が回らなくなります。
管理職に求められるのは、この2つのバランス感覚です。業務を確実に遂行しながらも、必要なときには自ら変革を促す。そのための土台となるのが「管理職の基礎」です。
提供ソリューション:「管理職の基礎」研修
当社では、こうした変化に対応するための「管理職の基礎」研修を提供しています。マネジメントとリーダーシップ、それぞれの役割を理解し、実践できるようにすることが目的です。
「部下に任せきれない」「自分で動きすぎて疲弊している」「変革が必要だが、どう伝えればいいかわからない」——そんな悩みを持つ方には、ぜひ受けていただきたい内容です。
【まとめ】
・マネジメントは「やらせきる」、リーダーシップは「変革を導く」。
・変化が激しい時代には、両方の力が求められる。
・「管理職の基礎」研修は、変化に強い組織をつくる第一歩。
・組織を動かす力を高めたい方は、ぜひご相談ください。
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